約 4,089 件
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/2614.html
※ ここまでのあらすじは仮面ライダー555の第48話をご覧ください 巧たちが海岸で、草加を捜す。 巧「草加──!!」 三原「草加──!!」 地面に積もった灰の中に、幼い真理の写真が埋もれている。 三原「間違いない、草加のだ…… そんな、奴が……!?」 海堂「どした? そこで何やってんだよ、おい」 巧「草加……」 三原「草加ああぁぁ──っっ!!」 三原が街中で、里奈と落ち合う。 里奈「草加くんが……!? 本当なの!?」 三原「たぶん、オルフェノクにやられたんだと思う」 里奈「そんな…… 嘘でしょ!? 何かの間違いに決まってる! そんなことあるはずない!」 三原「真理には言うな…… 悲しませたくない (草加…… 俺の中で生きてくれ。君の強さを、俺にくれ……)」 巧と海堂はスマートブレイン社へ向かい、新社長となった木場に詰め寄る。 木場「草加雅人が、死んだ?」 巧「あぁ、そうだよ。お前、なんか知ってんじゃねぇのか?」 木場「……」 巧「まさか、お前が草加を?」 木場「あぁ、俺が倒した」 巧「何ぃ……!? お前ぇぇ!!」 巧が繰り出したパンチを、木場はたやすく受け止める。 海堂「よせ、よせ。そいつぁもう、人間じゃねぇんだ。殴るだけ無駄だぜ」 巧「なぜだ…… なぜ草加を!?」 木場「彼はすべてのオルフェノクを憎んでいた。それに、オルフェノクの王を倒そうとしていたからね」 海堂「何だそれ? お前だって、王を倒そうなんつってたじゃねぇか?」 木場「あぁ。俺たちオルフェノクの、死の運命を知るまではね」 海堂「はぁ? 死の運命?」 木場「君たちも知っておいた方がいい。俺たちオルフェノクは、人類の進化形だ。だが、あまりに急激な進化に、体がついていけないんだ。放っておけば、俺たちは近い内に死ぬだろう」 海堂「死ぬ? 俺たちが……!?」 木場「そう。だがオルフェノクの王が覚醒すれば、我々はその力で、死の運命から逃れられる」 海堂「え? それ、本当? じゃあ、俺たちみんなでオルフェノクの王、守ろうじゃねぇか! な、な?」 木場「王が覚醒すれば人類は滅びる……!」 海堂「……!?」 木場「この世にはオルフェノクだけが残るだろう」 その会話を、密かにラッキークローバーの冴子が耳にしている。 西洋洗濯舗・菊地。 啓太郎「大丈夫だって! 草加さんのことだもん、そう簡単にやられるはずがないじゃない」 真理「うん…… それはそうだけど、何だか嫌な予感がして……」 啓太郎「それよりさ、知ってた? 真理ちゃん。うちの店、もうすぐ開店百周年記念なんだよね!」 巧が帰って来る。 真理「巧! 草加くんは?」 巧「わからない…… 会えなかった」 冴子がオーナーを務めるバー、クローバー。 木場と、ラッキークローバーの一同。 琢磨「すべて聞きましたよ、冴子さんから。我々オルフェノクの、死の運命について…… 本当なんですか!?」 木場「えぇ。前社長の村上さんも、花形さんも知っていたことです」 琢磨「でも、王が目覚めれば我々は救われる。そうなんでしょう? ね、ね!?」 北崎「バッカだなぁ~、琢磨くん。駄目だよ、そんな話を信じちゃ。だいたい、この僕が死ぬはずがないよ。僕は世界一強いんだからね」 琢磨「それはそうかもしれませんが……!」 北崎「そうだ。新しいゲームをしようよ。オルフェノクの王を最初に倒した人が、新しい王になる。どう? 面白そうでしょ?」 西洋洗濯舗・菊地。 真理が照夫も含め、5人分の夕食を用意している。 巧「何だよ? これは」 真理「何って、草加くんの分じゃない。いつ帰ってくるか、わかんないから」 巧「よせ……」 啓太郎「どうしたの? タッくん」 巧「わかんないのか? 死んだんだよ、草加は」 真理が言葉を失い、手にしていた食器が床に転がる。 真理「死ん……だ……? 草加くんが……?」 啓太郎「そんな……? 嘘でしょ? ねぇ、嘘だよね、タッくん!? ねぇ、何とか……」 巧「嘘じゃなぁい!! オルフェノクにやられたんだよ。俺と同じオルフェノクにな…… おい、見ろよ」 巧が、草加の灰にまみれた手を見せる。 巧「草加の血だ…… 憎いだろ、オルフェノクが? えぇ? オルフェノクなんて滅べばいいんだよ!1人残らずッ!! ……この俺もな!」 巧が外へ飛び出す。 啓太郎「タッくぅん!!」 巧が、夜の街はずれに佇む。 真理が現れ、泣きながら、巧の胸に頭を預ける。 真理「巧……」 巧「真理、ごめん…… ごめんな……」 真理「巧。明日、行ってみたい場所があるんだ…… 付き合ってくれない?」 巧「あぁ……」 真理「私と草加くんが、初めて出会った場所。草加くんのこと、忘れないように……」 木場と北崎が去った後の、クローバー。 琢磨「どうします、北崎さんが王を倒したら!? 我々の命は……」 冴子「私は死なない。死んでたまるもんですか…… 絶対に!」 翌日、流星塾の跡地。 巧たちや三原たちが訪れる。 真理「全部、ここから始まったんだよね…… 三原くんや里奈、草加くんとも、ここで知り合って。楽しいこと、いっぱいあったよね。それから、つらいことも……」 三原「……危ない!」 攻撃が地面に炸裂する。 北崎、琢磨、冴子が現れる。 巧「お前たちぃ!」 北崎「さぁ、ゲームの始まりだ」 3人がドラゴンオルフェノク、センチピードオルフェノク、ロブスターオルフェノクに変身する。 ドラゴン「僕の勝ちだぁ!!」 啓太郎「タッくん!!」 三原「変身!」 音声『Standing by』『Complate』 巧「変身!」 音声『Complate』 三原がデルタに、巧がファイズに変身する。 ファイズ「逃げろぉ!」 デルタ「逃げるんだ!」 真理「こっち!」 ファイズとデルタが真理たちを逃がしつつ、ドラゴンオルフェノクを迎え撃つ。 ドラゴンは、2人相手でも動じない。 しかし突如、センチピードとロブスターが、ドラゴンに攻撃を見舞う。 ドラゴン「何をするんだ!?」 ロブスター「悪いわね、北崎くん。私たち、あなたのゲームに付き合うつもりはないの」 センチピード「生きたいんですよ、僕たちは」 ドラゴン「フッ? フフ、ハハハ…… うぅわぁぁ──っっ!!」 ドラゴンが狂気のような叫びと共に龍人態となり、センチピードらに、そしてファイズたちに反撃する。 デルタ「チェック!」 音声『Exceed charge』『Exceed charge』 ファイズのクリムゾンスマッシュ、デルタのルシファーズハンマーの2大必殺キックが同時に炸裂する。 ドラゴンオルフェノクは大ダメージを追いながらも、半狂乱のように逃げ去る。 息も絶え絶えの北崎の前に、センチピードオルフェノクが現れる。 センチピード「いい姿ですね、北崎さん。僕は待ってたんですよ、このときを……!」 センチピードが今までの怨みを込めて、手負いの北崎を痛めつける。 一方、真理たちのもとでは、いつの間にか照夫がいなくなっている。 真理「あれ? 啓太郎、照夫くんは? ……もう!」 一同「照夫くん!」「照夫くん!」 真理「里奈、そっちをお願い!」 一同「照夫くん!」「照夫くん!」 北崎らのもとに、照夫が姿を現す。 地面に長く伸びた影から、オルフェノクの王、アークオルフェノクが出現する。 センチピード「オルフェノクの…… 王!?」 北崎がフラフラのまま、おぼつかない足取りで逃げ出す。 北崎「僕がやられるはずはないんだ! 僕は…… 王様なんだから!」 アークオルフェノクが無言の迫力を漲らせながら、北崎を追いつめる。 北崎「わぁぁ──っ!」 北崎が青い炎に包まれ、石化する。 アークがその体をむしり取り、バリバリと食らい始める。 センチピード「はぁ、はぁ…… わあぁぁ──っ!?」 センチピードが恐怖にかられて、逃げ出す。 アークオルフェノクが北崎を食らい終え、照夫の体へ戻って行く。 偶然にもその光景を、巧が目撃している。 巧「まさか…… あいつが?」 木場が現れる。 巧「木場!?」 木場「そうだ。あの少年こそ、我々の…… オルフェノクの王だ」 巧「そんな…… 馬鹿なことが?」 真理たちが事情を知らず、照夫を見つける。 啓太郎「照夫くん!」 真理「照夫くん!」 啓太郎「もう、捜しちゃったよ! ほら、行くよ」 巧「そんな…… そんな……!?」 木場「君は知らず知らずのうちに、今までオルフェノクの王を守ってきたというわけだ」 巧「……」 木場「王はまだ完全に覚醒してはいない。でも、君に倒せるかな? あの少年を。それに今、王を倒せば、君は近い内に死ぬことになる…… 悪いことは言わない。オルフェノクとして生きた方がいい」 逃げ惑う琢磨のもとに、冴子が現れる。 冴子「琢磨くん…… 何を怯えてるの?」 琢磨「はぁ、はぁ……」 冴子「良かったじゃない。北崎くんがいなくなって。これでもう、あなたをいじめたりはしないわ」 琢磨「はぁ、はぁ…… わあぁぁ──っっ!」 琢磨が恐怖のさめないまま、逃げ出す。 冴子「何? 変な子……」 飲食店で食事中の、巧と海堂。 海堂「おい、聞いてんのか? 人の話」 巧「……あぁ」 海堂「ていうかな、とにかく俺は決めたんだ。俺の命なんて、どうなったっていい。俺は死んでもオルフェノクの王を倒してみせる。人類のためにな……! そして、真の英雄となるのだ」 巧「……」 海堂「だから聞いてんのかよ、人の話を!?」 巧「あぁ……」 海堂「しっかしよぉ、どこのどいつなんだろうなぁ、オルフェノクの王ってのは」 巧「……さぁな」 西洋洗濯舗・菊地の百周年記念として、野外バーベキューパーティが開かれる。 三原たちや海堂も参加している。 海堂「いや、ちゅうか全然知らなかったぜ。お前んとこのクリーニング屋、百周年記念な」 啓太郎「うん。まぁ、最近つらいことばっかで、パーティっていうのも変かもしれないけどね」 海堂「いやいや、こういうときだからこそ、みんなでパーッとやんのも必要なんだよ。とにかくみなさん、菊池クリーニングに、乾杯だぁ!」 勢い余って、海堂のコップの中身が火にこぼれ、煙が吹き上がる。 一同「わぁ!」「ちょっとぉ!」「水だ、水だ!」「熱、熱!」 大騒ぎしている間に、照夫の姿が消えている。 真理「あれ…… 照夫くんは? 啓太郎、照夫くん知らない?」 啓太郎「え? もう、しょうがないなぁ~。ちょっと目ぇ離しちゃうと、すぐいなくなっちゃうんだから!」 照夫が空き地で、1人の男性を見つける。 照夫の体から、アークオルフェノクが実体化して、男を石化する。 巧がそれを目撃し、思わず飛び出す。 巧「変身!」 音声『Complate』 アークオルフェノクが、照夫の中へと消え去る。 照夫を捜していた海堂が、照夫を攻撃しようとするファイズを目にする。 海堂「おい!?」 海堂がスネークオルフェノクに変身し、ファイズを制する。 スネーク「やめろ! 何やってるんだ、お前!?」 ファイズ「離せぇ! 邪魔するなぁ!」 ファイズがスネークオルフェノクを殴り飛ばし、海堂は人間態に戻る。 そこへ真理たちも駆けつける。 真理「巧!?」 ファイズは戸惑いを見せつつも、意を決したように、照夫を目がけて拳を振るう。 突如として木場が現れて、その拳を止める。 ファイズ「木場……!?」 木場「変身!」 音声『Complate』 木場がカイザに変身し、ファイズに襲いかかる。 真理「木場さん!?」 啓太郎「何!? 何がどうなっちゃってるの!?」 カイザ「君の思い通りには、させない!!」 ファイズ「どけ! 奴は…… 俺が倒す!!」 戦いの末に、ファイズがダメージを負って、変身が解ける。 巧はなおも、変身しようとする。 だが巧の手から、灰がサラサラと零れ落ちる。 真理「巧!」 啓太郎「タッくん!」 真理「大丈夫!?」 真理、啓太郎が巧のもとに駆け寄る。 巧は2人を振り払い、手の灰化を隠すように、どこかへと走り去る。 真理「巧ぃ!?」 ※ この続きは本家エンディングドットコムをご覧ください
https://w.atwiki.jp/niigatabus/pages/45.html
木崎川尻(きざきかわじり) 木崎小学校前(きざきしょうがっこうまえ) 木崎中学前(きざきちゅうがくまえ) 北上二丁目(きたかみにちょうめ) 北上三丁目(きたかみさんちょうめ) 北区役所前(きたくやくしょまえ) 北高校前(きたこうこうまえ) 北田中(きたたなか) 北浜谷町(きたはまやちょう) 北場(きたば) 北葉町(きたばちょう) 北埠頭(きたふとう) 北谷内(きたやち) 北山(きたやま) 木伏(きっぷし) 木場上組(きばかみぐみ) 木場川前(きばかわまえ) 木場学校前(きばがっこうまえ) 木場下組(きばしもぐみ) 木場宮前(きばみやまえ) 寄附町(きふちょう) 木山小学校前(きやましょうがっこうまえ) 旧六分郵便局前(きゅうろくぶゆうびんきょくまえ) 京ヶ瀬営業所(きょうがせえいぎょうしょ) 京ヶ瀬支所前(きょうがせししょまえ) 競技場前(きょうぎじょうまえ) 兄弟堀(きょうだいぼり) 京の瀬(きょうのせ) 清川山の家前(きよかわやまのいえまえ) きりん橋(きりんばし) 金衛町一丁目(きんえいちょういっちょうめ) 金衛町二丁目(きんえいちょうにちょうめ)
https://w.atwiki.jp/hitorie/pages/17.html
名煽り・名MC集 『ヒトリエです。よろしくどうぞ。』 『oh yeah新木場コーストォォ!!お客様の中で…踊り足りてない人はいらっしゃいませんかァァァ!!!???お客様の中でェ……踊り足りてない人はいらっしゃいませんかァァァァア!?!?オンベースイガラシ!!』 2016/4/29 @新木場STUDIO COAST シノダ (以後、上の煽りは踊るマネキン~…演奏時には恒例となった。(公演場所により地名が変わる。)) 『ブッ刺され新木場コースト!!インパーフェクションフォーユー!!!』 2016/4/29 @新木場STUDIO COAST シノダ (以後、上の煽りもインパーフェクション演奏時には恒例となった。(公演場所により地名が変わる。)) 『HEY!新木場STUDIO COAST楽しんでますか? いいですねぇいいですねいいですねぇ じゃあ僕らと一緒に、もっともっと幸せな、もっともっと気持ち良い、もっともっと素敵な場所へ行きませんか?どうですか? いいねぇ、じゃあ次はこの曲で、お送りしたいと思います。聴いてください。』 2017/5/17 @新木場STUDIO COAST wowaka 『はい皆さんこんばんはゆーまおで〜〜す!!今日はなんと……STUDIO COASTファイナルで〜〜〜す!!行きますよぉ皆さん!さいご!さいご!さいご!さいご!さいご!行くぞ~~!!』 2017/5/17 @新木場STUDIO COAST ゆーまお 『Hey,Loveless.あなたも一緒に踊りませんか?』 2018/3/25 @EX THEATER ROPPONGI wowaka 『あなたが、ついて、きてくれたら、おれはどこまででも、行けるような、気がしてます。いつも、ありがとう。おれを、作ってくれて、ありがとう。いてくれて、どうも、ありがとうございました。今日もありがとう!!』 2018/3/25 @EX THEATER ROPPONGI wowaka 『正直ね、あの…僕らがこれからどうしていこうかなみたいな事は…ぶっちゃけ本当全然何も決まってなくて、でも…少なくとも解散はしないと思います』 2019/6/1 @新木場STUDIO COAST シノダ 『wowakaより愛を込めて!アンノウン・マザーグース!!』 2021/7/7 @心斎橋BIG CAT シノダ 『お前らなんか…………お前らなんか……………3分29秒あればボコボコよ!!!』 2022年 @京都磔磔(?) シノダ 『皆さん!僕達、ヒトリエに最高の夏をありがとうございました!そんなあなただけに、ヒトリエより愛を込めて!ステレオジュブナイル!』 2022/9/22 @ZEPP HANEDA シノダ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/10820.html
登録日:2012/01/27(金) 12 10 52 更新日:2024/06/12 Wed 22 37 32 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 かませ みーちゃん イケメン サムライ シスコン ジョン チョコボ頭 ツッコミ担当 ポニーテール 侍 先輩 剣士 左利き 復讐者 復讐鬼 意外と負けてる 成長するトサカ 水 水属性 水鏡凍季也 氷 氷紋剣 火影 烈火の炎 緑川光 美形 美男 貴重なツッコミ役 金の資質 高校生 …血を求めるのは僕も同じ― ―たった一人で生き恥をさらして剣をふるう、石コロなんだよ。 むしろ…純粋に強さを求めている君の方が― 僕には眩しく映る。 烈火の炎の登場人物。 CV 緑川光 主人公である烈火たちの1年上の先輩にあたり、烈火、土門、風子たちに比べ成績が圧倒的に良い。 が、教師から東大を目指せと言われた際に「口が臭い」とぼそりと言い放つ程、初期は他人に対して攻撃的かつ辛辣であった。 【生い立ち】 かつてはごく普通の家庭に暮らしていたが、両親を早くに亡くし、姉・美冬と二人っきりで暮らしていた。 この頃の水鏡は姉にじゃれつくくらい朗らかな性格で、貧しいながらに生活を楽しんでいた。 しかし、ある時強盗に襲われ、目の前で姉を殺されたことで、姉の復讐を誓うことになる。 姉が死ぬ間際に残した「お守り」の魔道具・閻水を持ち、魔剣として戦う。 【出会い】 当初、死に別れた姉とそっくりな外見をした佐古下柳に執着し、炎を使いこなせない烈火には守れないと判断し、2人を引き裂こうとした。 だが、柳個人を大切に思うというよりは姉の生き写しだから、という理由で行動していたため、 姉に似せようという自分勝手な理由で柳の長い髪をバッサリ切り、烈火の逆鱗を触れる。 烈火との戦いにおいては閻水による剣術を正式に学んでいたこともあり烈火を追い詰めたが、烈火が炎で無理やり閻水を蒸発させたことで敗れた。 そして烈火に敗れた際、烈火から女の子の髪を切った罰として水鏡自身も長髪を切られるという結末となった。 この戦いと結末をきっかけとして、急激に態度を変えたわけではないものの自身の過ちを認識し、 柳個人をちゃんと大切にするようになり、そして烈火達とも協力や交流するようになっていった。 しかし、柳が天堂地獄編までさほど伸びなかったのに、水鏡は再登場の森の館編では既に元通りに伸びている。 【性格】 本人の性格が計算高く冷徹なのに対して、烈火たちの考えなしで無鉄砲な性格に振り回されやすい。 本編では貴重なツッコミ担当であり、仲間のボケにはすかさずツッコミを入れる。 そのため、火影の面子に囲まれている際は馬鹿の一味に見られがち。 しかし元々の冷徹な性格も消えている訳ではなく、他人を殺すこと・いたぶることを容赦しない。 とは言え余程の外道でもない限りは進んで殺そうとはせず、卓越した技術を持つので手加減も容易に可能。 また本当の意味でのフェミニスト(男女平等主義者)なので、理由があるならば女性に暴力を振るうことも全く厭わない。 その性格は紅麗をして嫌いでないと評されている(※紅麗もフェミニストです)。 特に火影の面子と離れている時は、単独行動などの都合から非道な敵と遭遇しやすいので冷酷な一面が表に出がち。 だが「マリーの館」では油断からか敵の罠に引っ掛かってしまい、女主人のマリーにジョンと命名されてしまった。水鏡の人生で最大級の黒歴史である。 【魔道具】 ●閻水『水』 水鏡家に代々伝えられてきた魔道具。 名の由来は『咎人を裁き地獄に落とす閻魔の水剣』。 姉の美冬が死に際して手渡した形見でもあるため、水鏡にとっては思い入れが強い品であり、水鏡の唯一の魔道具でもある。 閻水の能力は水を刀にすることであり、形状を保つためには常に冷静を保つ必要がある。 水を刀にするため、その際に用いた水の量で刀の強度も変わり、プール1つ分を刃にした時には「決して折れない」と発言していた。 また刀にするだけでなく固体(氷)、気体(水蒸気)など形を変えることも可能。 水だけでなく、血液など液体状の物ならば刀として用いることができる。 一つでかなりの応用が効く魔道具である。 しかし刀の水を用いるため、水を消耗する技は乱発できない。 ■氷紋剣 水鏡が姉の仇を討つため巡狂座に師事し習得した剣術。 剣の技としては邪道だが、その強さは一流の剣士とも渡り合う。 のちに、巡狂座が水鏡家に伝わる魔導具を用いて戦うために編み出された忍術である事を明かした。 恐らくは雷覇同様に、水鏡家も火影忍軍の生き残りなのかもしれない。 ○水傀儡 水を自分そっくりの形にし、敵の目を欺く。 ○絶対零度 周囲の空気を凍てつかせる術で、補助技として用いられる。 闘技場の舞台に剣を突き刺すことで、舞台に根をはる敵を凍てつかせたこともある。 ○氷柱舞(つららまい) 閻水を地面に突き刺し、地面から無数の氷柱を生み出す。 ○水成る蛇 水を蛇の形状にし、敵に向かい勢いよく飛ばす。 ○氷成る蛇 水成る蛇の氷版。氷(水)の質量によっては非常に重い蛇もつくれる。 ○つらなる蛇 水鏡オリジナル技。水なる蛇に氷柱舞を纏わせた強化版。 【外見】 水色の長髪に切れ長の目をしており、細面。 体つきも烈火や土門に比べれば、さほど筋肉質ではなく、中性的な顔立ちも手伝い「女男」呼ばわりされることもある。 しかし本人はその呼び名を嫌っているため、先述の記憶力も相まって言った奴に仕返しをしに行くらしい。 顔立ちの良さから、性格を知らない女性からはモテるのか、裏武闘殺陣において司会者の女性たちの多くを虜にし、男性客からの批判を買った。 だが、性格が災いしてか、学校での人気は烈火と比べると非常に地味である。 また、風子ががさつで快活な性格から「男女」と呼ばれるせいもあり、アニメでは性別を逆だと勘違いされ、神威からも女と判断されていた。 ちなみに近視であり、普段はコンタクトをしているが、部屋では眼鏡をかけている。 テレビゲームはヘタクソらしい。 【以下、ネタバレ】 師である巡狂座は実は水鏡の祖父にあたる人物であった。 父親(*1)を失ったばかりの幼い水鏡に氷紋剣を教えようとしたが、美冬の非難を受け、水鏡の代わりに美冬が氷紋剣を継承する予定だった(*2)。 美冬を殺した強盗は、実は森光蘭の放った魔道具を探索する裏麗の前身部隊の人間。 美冬は閻水を使い弟を守ろうとしたが、水場であるキッチンに向かおうとした所を刺されてしまい、命を失う。 美冬を襲った強盗たちは実はこの直後巡狂座の殺気に怯え逃げ出し、そのお陰で幼い水鏡は生き残れた。 そして強盗達は即座に怒れる巡狂座に切り刻まれた…。 巡狂座は孫たちを心から愛しており、代々伝えられてきた氷紋剣と閻水、それを伝えてきた「巡狂座」という存在が孫の美冬が死ぬ原因となったため自分を許せず、 凍季也に自身が祖父であることを隠したまま「姉の仇をとらせる(自分を殺させる)」よう鍛え上げたばかりでなく「復讐をした後」のための生き方も教え、 結果として師弟としてだけではない絆を皮肉にも築いていくこととなる。 水鏡は火影の一員となってからも、復讐に拘り続けた。 しかし麗十神衆の一人にして、巡狂座のもう一人の弟子である戒との出逢い、復讐だけに生きる道を歩んではいけないとその身を以て教わる。 それから水鏡は復讐に拘らなくなっていく。 巡狂座は凍季也の復讐の対象として、自分を殺させることを望んだが、復讐だけに拘らなくなった凍季也に安堵し、そのまま天寿を全うした。 天堂地獄崩壊後は、それまで自分を突き動かしてきた閻水も崩壊し、ただの学生としての日常に戻った。 ただの学生の癖に、何故かそこそこ良さそうなマンションに住み、隣には水商売風の美女が住んで時折水を無心するなどギャルゲーの主人公のような生活をしている。 姉と暮らしてた時はそんな裕福な感じはなかったのに。 もしかしたら姉は祖父に頼んで、自分に多額の保険金を掛けていたのかもしれない。 終盤に近付くと姉の復讐に拘っていた故の攻撃性は薄れ、仲間たちを素直に心配するようになり、 姉・美冬の霊との邂逅で「仲間たちに包まれてる」という発言をされ、「ぎゅうぎゅう締め付けられてる感じ」と答えながらも、表情から初期の冷たさが薄まり、 クラスメートからも変わったと感じられている。 烈火たちに会ってから火影面子として度々学校を休むためか、少しばかり勉強に苦労している模様。 安定した戦闘技術・精神の持ち主だからか、あるいは美形だからか、他に何か理由があるのか、 烈火達の中では意外にも勝率が低めということでも有名だったりする辺りはちょっとかわいそうである。 ちなみに前述の通り外見が女性的、なおかつ本編が下ネタ率の高い煽りをするため、当時は散々腐女子にネタにされた。 また、何故かフラグを立てていた土門よりカップリング面で風子と組み合わせられることも多かった。 土門の見た目(*3)とギャグ時の発言のウケがあまり良く無さそうだからだろうか。 なお、「水鏡」は本来「みずかがみ」と読み、「みかがみ」とは読まない。 これはドラゴンクエストシリーズに登場する「みかがみのたて(水鏡の盾)」が由来の造語だったりする。 追記・修正は友人にぎゅうぎゅうに締め付けられてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 強いのに負けやすいとはこれいかに -- 名無しさん (2013-12-08 22 46 43) 強いからこそ負けるってのはよくある話だ -- 名無しさん (2013-12-08 23 18 09) 強いは強いけど技量的な強さだからな。力に圧倒的な差があると冷静さ以外ウリが無くなって負けてしまう -- 名無しさん (2013-12-08 23 50 37) 葵に負けたのはパンツ見たから?って質問にはワロタw -- 名無しさん (2013-12-09 00 02 59) 見た目だけで言うなら普通は土門と戦績が逆の場合が多いよな -- 名無しさん (2014-02-13 12 32 20) 怜悧冷徹がファッション止まりなのがいけないのさ -- 名無しさん (2014-02-13 12 54 17) 風子とのカップリングの理由はみーちゃん呼びに反論しなかったりなんだかんだで彼女に優しかったからだろう。実際は女性だからあたり柔らかかっただけなんだろうが異性との絡み少なかったからなあ。 -- 名無しさん (2014-02-13 14 21 38) 対の氷魔閻 は意思を持っているのに閻水はなぜ持ってなかったんだろ? -- 名無しさん (2014-05-07 20 26 56) 作者の違いによる魔道具の凶暴性とかじゃないの? -- 名無しさん (2014-05-08 07 42 49) 水鏡の隣の部屋の住人ってマリーじゃねーの -- 名無しさん (2014-05-23 20 13 40) #11014; #65038;マリーとは口調も顔も違うんだが。マリーならポチに買いに行かせるだろ -- 名無しさん (2014-08-05 21 00 06) ↑4 ロボットアニメの有人機と無人機みたいなものだろう。虚空の方が扱う人間のことを考えてるってことさ -- 名無しさん (2014-10-02 09 58 44) 水鏡のマンションの部屋代って巡狂座が出したのかな。麗に入ってからある程度の金は貰えただろうし -- 名無しさん (2014-10-02 10 04 35) 氷魔閻を破壊するときの顔が怖い。 -- REMONMAJIN (2015-04-02 08 20 29) マッチアップの相手が基本的に強キャラばかりなので負けが多いのは仕方がないんだが、マリー相手に負けたのは痛いな。烈火にもツッコまれてたけども。 -- 名無しさん (2015-04-02 08 50 30) ケーブルテレビ番組のCNで当時見てた -- 名無しさん (2015-04-23 07 28 27) また、何故かフラグを立てていた土門よりカップリング面で風子と組み合わせられることも多かった。 ←マヂでか!!?土門ちゃん・・・・・・・・・ -- 名無しさん (2015-12-02 00 56 38) ↑当時の烈火の読者層は半分は女性だったらしいね。女性的にはやはりガチムチ×美少女より美男子×美少女なんじゃない?雷覇×風子も多かったし。 -- 名無しさん (2015-12-02 06 42 22) 葵に負けるならまだしも(おそらく)惨敗なのは何故やろ、蛭子とは手合わせで互角だったのに -- 名無しさん (2015-12-24 23 36 02) ↑葵の記憶操作によるかく乱を交えた戦法に敗れた・・・と考えるべきかと。烈火相手の時は柳の記憶操作に力を回していて使えなかった・・・とか? -- 名無しさん (2016-01-17 21 44 02) stejporwoi -- 名無しさん (2016-02-16 15 39 12) もし、ナナシが現実世界に来たら水鏡を女性と間違えて誘ったら閻水で斬り刻まれる可能性があるかもしれないな、でも彼は雷使いだから電流を閻水の水に通して水鏡を感電させ返り討ちにするかもな -- 名無しさん (2016-03-14 00 25 42) 強いんだけどこの人だけ他のメインと違って戦闘での能力的な成長が断トツで少ないから……周りが後半で追い付き、追い越したイメージ。特に昔は互角以上の烈火と差が大分生まれたしとは -- 名無しさん (2017-05-27 04 04 08) ↑↑TVアニメ版の最終回でガリアンを女と勘違いしてたしなw -- 名無しさん (2017-05-27 05 08 49) 荒らしコメントを削除しました -- 名無しさん (2018-03-09 22 23 26) ↑3そこも含めて土門とあらゆる面で対象的だったな -- 名無しさん (2023-07-15 14 47 56) 遊戯王GXにも、ストーリー上そいつが勝ってはいけない相手とばかりやらされるせいで(作中での)勝率が終わっているイケメン天才キャラがいた。 -- 名無しさん (2024-06-08 16 11 31) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/pararowa/pages/320.html
この川の向こうで ◆Z9iNYeY9a2 ← 「乾さん…!よかった…」 胸を撫で下ろして安堵するように、自身の変身も解除しながら巧に走り寄るさやか。 息をつく巧は、体に傷はない様子だがあの技のぶつけ合いの影響だろう、体のダメージに息をついている。 ソウルジェムを取り出して癒やしの魔法をかけようとするさやかを、巧は止める。 「俺は大丈夫だから、そんなことに力使おうとすんな。少しは自分の体、大事にしろ」 「何言ってんの!こっちは守ってもらった身なんだから、こうでもしないと気がすまないのよ!」 「……、はぁ、勝手にしろ」 言っても聞かないだろうと思った巧は、そのままさやかの看護を受ける。 何かが体に流れ込んでくる感覚と共に、僅かにだか体が軽くなったような気がした。 「てかお前、魔力とかいうのは大丈夫なのかよ?」 「さっきもらった…グリーフシードのおかげで少しは楽になったから」 そのグリーフシードが、かつて巴マミだったものが残したものだということを思い出して一瞬言葉を詰まらせる。 「そんなことより、あの人は…大丈夫なの?」 「…さあな」 仰向けに倒れた木場は、まだ起き上がる気配はない。 だが、少なくとも巧は死んではいないと確信しているようだ。 彼は、立ち上がることができるのだろうか。 巧が歩み寄ると、木場はゆっくりと目を開いた。 そして、自分の横で燃え尽きて灰になっていくベルトを見ながら呟く。 「――僕は、負けたのか」 「……立てるか?」 問いかけにも虚ろな瞳を上に向けたまま答えない木場。 巧はそんな彼に向けて手を伸ばし、立ち上がる手助けをする。 その手を見ながら、しかし動かぬままの状態を続ける。 自分で立ち上がるのを待つのが正解なのだろうが、ダメージはあの一撃をまともに受けた木場の方が大きいだろう。 それに何より、あのようなことを言った手前放置していくというのもあまり気が進むものではない。 ため息を付きながら、手を引っ込めて肩を貸すために傍に歩み寄る。 「敗れたか、帝王」 その時だった。 声が響き、強烈な存在感を放ちながらこちらに向けて歩む黒い影の存在があることに気付いたのは。 漆黒のマントをたなびかせながら、一歩ずつこちらに歩んでくる者。 それは巧がこの場に来てから幾度も顔を合わせた存在。 「ゼロ…!」 初対面のさやかはともかく、巧は自分の中で失念していた要素に思い至る。 間桐邸での情報交換の中で、木場とゼロが手を組んでいたということは聞いていたはずだ。 今に至るまで、木場が今現在ゼロと共に行動していなかったことを疑問視することが抜けていた。 舌打ちをしつつファイズフォンを取り出そうとして、しかし体に響いた痛みに顔を顰めた。 さやかはすぐさま変身して剣を構え、迎撃態勢を取る。 しかし彼女一人でどうにかなる相手ではない。何しろ相手は自分と巴マミ、佐倉杏子の三人でも押されたほどの者だ。 さやかと木場の二人を逃がすためにどこまでできるか。 いや、どう言えばさやかはこの場から離れるか。 焦る思考を、それでも慣れないなりに回して二人を生かす方法を考える巧。 そんな二人を尻目に、ゼロは巧の後ろの木場に向けて呼びかける。 「負けたというのならばそれはそれで構わん。まだ命は残っているのだろう? 後は私が引き受けよう。まだ自分でどうにかできるほどの余力がある、というのなら好きにするといいが」 ゆっくりと歩み寄りながらそう告げると同時に、背後から小さな物音が聞こえた。 「…、君の手を借りなくても起きられた、みたいだな」 木場が自分の後ろで立ち上がった気配を感じ取った巧。 その木場の表情を確かめることを、一瞬心をよぎった恐怖が妨げた。 あの一撃で木場を助けることができなかったのではないか。そんな思いが。 「それと、君には謝っておかないといけないことがある」 しかし続いた言葉で、巧はゼロに背を向けることになるのにも構わず、振り返り。 「ごめん。僕は、君と共に行くことはできない」 「木場………っ?!」 振り返った巧の目に映ったのは、小さく微笑みを浮かべた木場の表情。 その表情と言葉の真意を確かめようとした巧は、しかし腹部に走った強い衝撃で意識を失った。 ◇ 「乾さん!!あんた…っ…、え?」 巧が木場の拳を受けて倒れるのを目の当たりにしたさやかは、巧を守らんとその傍に駆け寄って剣を振るおうとし。 しかしその木場が倒れた巧をこちらへと放ったことに足を止める。 意識を失った巧の体重がさやかの全身によりかかる。 魔法少女として肉体を強化している今であればそれは支えられないほどではないものの、しかしそれ以上に何故という疑問がさやかの中に駆け巡る。 そして、その答えはすぐに得られた。 他ならぬ木場自身の口から出た言葉で。 「乾巧を連れて逃げろ。彼は僕が引き止める」 「えっ…」 さやかがその言葉の意味を理解するのに一瞬の時間を要した。 木場が向かい合うゼロもまた、歩みを止めて問いかける。 「どういうことかな、木場勇治よ」 「聞いての通りだ。君との共闘はここまでにさせてもらう」 「いいだろう。であれば、覚悟はできているな?」 確かにいずれは殺し合うという関係にいた以上、もし互いに生きていれば遠からぬうちに訪れただろう結末。 それを、木場は一方的に終わらせると告げた。 そしてそれをゼロも了承したのだ。 すなわち、ここでゼロと木場勇治の、文字通りの死合が始まるということ。 「あんた…!死ぬ気なの!?」 「いい機会だったのかもしれない。僕は彼と行くには罪を背負いすぎた。 彼がそれを許しても、俺自身がきっと許せないだろうから」 今の巧は戦いのダメージが残っていてゼロの相手などできる状態ではない。 そしてきっと、自分が残っても同じ。 だけど、それでも時間を稼ぐことくらいはできる。 「こんな、醜い僕を受け入れてくれた彼なら、きっと俺にできなかったこともできるだろうから」 そう言って、その体が灰色の魔人に変化する。 片手に両刃の大剣を携えて、ゼロへと向かい合い。 「――――行け!!」 そう、木場の影が叫んだのを聞いて、さやかは気絶した巧を抱えて走り出し。 同時に、その脚部をケンタウロスのごとき巨大な四肢へと変えたホースオルフェノクが、ゼロへと向けて駆け出した。 ――――――――――――――――――― ◇ 自分の全ての思いを吐き出して、ぶつけ合って。 それでも乾巧に勝つことはできなかった。 何が足りなかったのか。簡単な話だ。 ただ自分が弱かっただけ。 自分の弱さを直視することもできなかったのだ。そんな自分が、その弱さも受け止めると言った相手に勝てるはずなどない。 負けた瞬間、自分を覆っていた色んなメッキが剥がれ落ちたようにも感じた。 だけど、彼とはもう共にいくことはできない。 その光の道を進むには、この手を汚しすぎた。その中には、彼の仲間だった者もいた。そんな人達を殺した自分を、一体誰が裁くのだろう。 だからゼロがここで現れたのは運命だったのかもしれない。 逃げ場などない。あるのは、ただ一本の道。 冥府へと向かう川。ずっと拒絶し、渡ることを恐れてきたもの。 だけど、今ならその川の向こうへと渡れるような気がした。 ◇ 結果などとうの昔に分かりきっていた。 両足は砕かれ、片腕は引きちぎられ。 体の至るところが青い炎をあげ始めていた。 それでも剣を杖のように、膝だけで体を支えてゼロの行く手を阻んでいる。 「随分と見違えたものだな」 そうだろう。 巧に敗れてオルフェノクとしても生きていくことができなくなった自分など、この程度のものでしかない。 「それが、お前の見つけた答えか」 その言葉に、ゼロと交わした数少ない会話がのことが思い出された。 そして見違えた、という言葉の意味に気付き、 「……さあ、ね」 ただ、その言葉に正直に答えるのも完全に負けたようにも感じた木場は、自嘲気味に濁すようにそう答えた。 「そうか。ではな」 ゼロの拳が光り、羽ばたく鳥を直線で示したような模様が写り。 そうして迫るゼロに向けて、木場は残る全ての力を振り絞って思い切りその剣を振るった。 一瞬の交錯の後、カラン、と音を立てて剣は地面に落ちる。 そして、ホースオルフェノクの胸にはゼロの拳にあった光の刻印が打ち込まれていた。 木場の残り僅かであった生命力を零へと還し、その体を青い炎が包んでいく。 「…なるほどな」 関心するかのように呟いたゼロは、膝をついた。 体に傷があるわけではない。致命傷になりうるものなどない。 だが、その右膝。 足を折った先は流れ出る血が地を真っ赤に染めている。 木場と最後に交錯した一撃を放った時のすれ違いざまに、彼はこちらの脛へと狙いを定めて剣を振るった。 そこしか狙えなかった、などということではないだろうに、最後の一撃を、その部分への攻撃に全てを振り絞ったのだ。 骨まで断ち切れており、かろうじて僅かな筋肉と皮で繋がっている状態。 無論、治癒できないものではないがある程度の時間を強いられる状態であるのは変わりないだろう。 ましてやこの状態で戦闘など行えるはずもない。 「この状態では歩くこともままならんか。 それを狙ってのものだったとしたならば、この勝負はお前の勝ちか」 もう聞こえていないだろう、青い炎を上げるものに向けて賞賛の言葉を告げるゼロ。 これが、守るという意志を明確に持った木場勇治の力か、それとも死の間際の火事場の馬鹿力とでもいうべきか。 もしかすればそれをこちらの命に向けていれば、ほんの僅かな勝算もあったかもしれない。だが、この男は倒すことではなく足止めをすることに命をかけた。 自分の命を、他人のためにかける道に全力を尽くした。 本当に、見違えたものだと思った。 ふと気がつけば最後に残っていた同盟の相手すらもこの場にて死んだということを意識する。 ロロ・ランペルージ、ルルーシュの顔を騙って利用した、平行世界の弟ともいえる存在は放送で名を呼ばれた。 C.C.、平行世界の自分とは違う、しかしある意味では同一とも言えた者はこの手に魔女の力を、コードのみを残してこの手で殺した。 そして今。 あくまでもただ一時的な共闘のためとはいえ不戦協定を結んで行動していた帝王もまたこうして消滅した。 「………」 振り返って背後で崩れ落ち始めた体を見ながら。 この魔王を足止めした勇者への賞賛の意味も込めて、見送るようにゼロは言葉を紡いだ。 ◇ 急ぎ歩み続けるさやか。 その背に背負った巧の体は、何故か魔法少女の体を持ってしても重いと感じるものだった。 いや、もしかしたらそれは彼自身が背負ってきた多くのことに対する重さなのかもしれない。 「…マミさん、杏子…、まどか…」 仲間達に向けて思いを馳せるさやか。 そうすれば、今の自分が抱えている疑問の答えに何かが近づけるかもしれないと思った。 だけど答えは出なかった。 それでも、彼女自身気付いていないだろうが。 その疑問を問いかけることはしていなかった。 彼女自身の中では、答えに確かに近づいている。ただ、そのことを意識していない、気付いていないだけ。 そのことに彼女が気付くには、もう少しだけ、何かが足りなかった。 ◇ 命が止まり、燃え上がる体の中。 もう動くことは叶わぬ状態で、しかし木場の意識は僅かにその中に残っていた。 痛みもない。苦しみもない。 ただ、体が燃えていくのと同時に、色んなものが風に乗っていくかのように消えていくことに心地よさも感じていた。 ――――森羅万象、全てのものに訪れる終着点、それが無。 ――――そして生あるものに訪れる無、それが死だ。 ふと、もう何も聞こえるはずのない体に、響くように声が聞こえた。 ――――そして死が包む時、ゼロへと還すものは全てに対し平等だ。 ――――喜びも、夢も、理想も、そして憎しみも絶望も悲しみも。 そう言われて気付く。 自分の体が軽くなっていると感じた理由を。 自分の上にのしかかっていた色んなものが少しずつ消えていき。 その重りがなくなって自由になろうとしているのかもしれないと。 ――――眠るがいい、帝王、いや、木場勇治。全てを包む、冷たくも優しい無の中で。 ああ、そうだ。 こんな自分でも、最後に自分の意志で守りたいと思うものに命を賭けられたのだ。 だから、これでいい。 (これで…いいんだ、これで……) 燃え尽きた体は、その思念を最後に想うと同時に霧散。 ただ一山の灰のみをその場に残して、風に吹かれて消えていった。 【木場勇治@仮面ライダー555 パラダイス・ロスト 死亡】 【D-2/一日目 夜】 【乾巧@仮面ライダー555】 [状態]:疲労(大)、ダメージ(大)、気絶 [装備]:ファイズギア+各ツール一式@仮面ライダー555 [道具]:共通支給品、ファイズブラスター@仮面ライダー555 [思考・状況] 基本:ファイズとして、生きて戦い続ける 1:木場… [備考] ※参戦時期は36話~38話の時期です 【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:疲労(大)、左目に傷(治癒不可?) [装備]:ソウルジェム(濁り30%) 、トランシーバー(残り電力一回分)@現実、グリーフシード(濁り100%) [道具]:基本支給品、グリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ、アヴァロンのカードキー@コードギアス 反逆のルルーシュ、クラスカード(ランサー)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ、コンビニ調達の食料(板チョコあり)、コンビニの売上金 [思考・状況] 基本:私は…どうしたらいいんだろう… 1:巧を連れて安全なところまで離れる 2:ゲーチスさんとはもう一度ちゃんと話したい [備考] ※第7話、杏子の過去を聞いた後からの参戦 ※桜とマオとスザク以外の学園に居たメンバーの事を大体把握しました(あくまで本人目線) ※魔法少女と魔女の関連性を、巴マミの魔女化の際の状況から察しました 【ゼロ@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー】 [状態]:疲労(中)、右脛切断(回復中)、肩から胸にかけて切り傷(中:回復中)、コード継承、ガウェイン召喚制限中 [装備]: [道具]:共通支給品一式、全て遠き理想郷@Fate/stay night、ランダム支給品0~2(本人確認済み、木場勇治も把握) [思考・状況] 基本:参加者を全て殺害する(世界を混沌で活性化させる、魔王の役割を担う) 1:足の傷が治るまで休息する。 2:可能であるなら、今だけは木場のように同盟を組むに値する存在を探す? 3:セイバーに若干の期待。いずれ決着をつける [備考] ※参加時期はLAST CODE「ゼロの魔王」終了時 ※第一回放送を聞き逃しましたが、木場勇治から情報を得ました ※C.C.よりコードを継承したため回復力が上がっています。また、(現時点では)ザ・ゼロの使用には影響が出ていない様子です ※制限緩和の影響によりガウェインのハドロン砲、飛行機能がある程度使用可能となっています ※放送を越えた影響による他作品の情報の一つはFate/stay nightの世界のものです。しかし必要以上にそれを見る気はないようです。 ※ブラスタークリムゾンスマッシュとオーガストラッシュのぶつかり合いによって広範囲に視認可能な光が発生しました。 139 INVASION OF VENOM 投下順に読む 141 喪失-黒き虚の中で少女は 時系列順に読む 130 魔法少女は絶望と戦いの果てに 乾巧 146 杯-世界の色彩 木場勇治 GAME OVER 美樹さやか 146 杯-世界の色彩 134 理想郷は遥か遠く ゼロ 147 永劫の神々
https://w.atwiki.jp/xbox360score/pages/847.html
タユタマ -Kiss on my Deity- 項目数:22 総ポイント:1000 難易度:★☆☆☆☆ 文章を全て読み進めれば、実績全解除まで30時間程度。 文章を全てスキップすれば、5時間程度。 WELCOME! ゲームを始めましょう 5 CG25% CGを回収しましょう 25 CG50% ようやく半分 50 CG75% もう一息です 75 CG100% ここまで回収すれば文句なしです 100 RECモード RECモードを使ってみましょう 5 秘密の実績 ジュゴンと人魚姫伝説 ましろとの水族館デートを成功させた 20 裕理の進化 ましろに修練で勝った 20 コスプレデート アメリと昔の制服でデートした 20 祝、合格 編入学試験に合格した 20 ゆみなとの約束 ゆみなとの海岸デートを成功させた 20 結ばれる二人 ゆみなに結婚指輪を受け取ってもらえた 20 はじめてのクッキング お料理イベントを成功させた 20 お嬢様の冒険 美冬との女子更衣室潜入デートを成功させた 20 結界師、鵺 鵺が結界の展開に成功した 20 永劫の道を共に ましろエンディングをみた 80 きっとこれからも、ごーいんぐまいうぇい アメリエンディングをみた 80 君と描く家族の景色 ゆみなエンディングをみた 80 長い旅路も二人で 美冬エンディングをみた 80 八衢の始祖が眠りしは、揺蕩う姫の元 アナザーストーリーをみた 40 孤独な蝶は、温もりを 鵺エンディングをみた 80 Congratulation! 全てのエンディングをみた 120 選択肢の数が極端に少なく、個別ルートに入った後は一本道なので、実績全解除はかなり簡単な部類に入る。 Xbox360版追加シナリオ2本は、どちらも選択肢無しの一本道。 アナザーストーリーはましろルートクリア後、鵺ルートは他キャラ4人のクリア後に選択可能。 CGxx%は、メインメニューのオマケからCG観賞を開いた際に解除される。 全エンディング後に開いたならば25%から100%までの250G分が一気に解除される。 ●RECモード ゲーム中にBackボタンを押せば解除 PC版攻略サイト http //sagaoz.net/foolmaker/game/t/tayutama.html
https://w.atwiki.jp/bacouple/pages/271.html
新婚初夜 ウェディングドレスでイチャイチャHのある作品 さくらんぼシュトラッセマリー・ルーデル タユタマ -It s happy days-泉戸 ましろ 如月 美冬 こなゆき ふるり ~柚子原町カーリング部~中原 麻美 はぴとら-HappyTransportation-エイミ・ウォルター 星空のメモリア Eternal Heart乙津 夢 アネカノ~お姉ちゃんとえっちであまーいヒミツの関係~野山 楓 ぜったい遵守☆子作り許可証!!桐島 美咲
https://w.atwiki.jp/gamenavi/pages/1094.html
地方2 スタミナ 経験値 マニー ファン 達成率 衣装 エリア名 お仕事内容 見つけたもの 衣装 ボス ボス報酬 キュート クール パッション 京都A 7 7 70-120 4-11 シノビトラディション 31-1 本屋でサイン会 間中美里(8) 藤原肇(10) 姫川友紀(10) 橙 青 赤 31-2 本屋で握手会 長富蓮実(10) 木場真奈美(10) 姫川友紀(10) ― ― ― 31-3 CDショップでサイン会 柳瀬美由紀(10) 荒木比菜(8) 及川雫(10) 青 赤 燈 31-4 CDショップで握手会 関裕美(10) 木場真奈美(10) 矢口美羽(8) ― ― ― 31-5 イベントでキャンペーンガール 長富蓮実(10) 佐々木千枝(10) 大槻唯(10) 黄 緑 紫 京都B 8 8 80-240 4-12 シノビトラディション 32-1 ミニスタジオで撮影会 小日向美穂 東郷あい 及川雫 ― ― ― 32-2 デパート屋上でミニライブ 長富蓮実 佐々木千枝 姫川友紀 橙 青 赤 32-3 グラビア撮影 関裕美 木場真奈美 赤城みりあ ― ― ― 32-4 CDショップでミニライブ 長富蓮実 藤原肇 姫川友紀 青 赤 燈 32-5 ラジオ収録 柳瀬美由紀 木場真奈美 大槻唯 ― ― ― 京都C 9 9 90-270 5-14 シノビトラディション 33-1 ライブハウスでミニライブ 五十嵐響子 東郷あい 赤城みりあ 黄 緑 紫 33-2 バラエティ番組収録 長富蓮実 藤原肇 真鍋いつき ― ― ― 33-3 ストリートでミニライブ 関裕美 水木聖來 姫川友紀 橙 青 赤 33-4 グラビア撮影会 小日向美穂 木場真奈美 真鍋いつき ― ― ― 33-5 グルメ番組ロケ 五十嵐響子 水木聖來 及川雫 青 赤 燈 京都D 10 10 100-300 5-15 シノビトラディション 34-1 雑誌インタビュー 柳瀬美由紀 木場真奈美 大槻唯 ― ― ― 34-2 アフレコ収録 長富蓮実 水木聖來 及川雫 黄 緑 紫 34-3 音楽番組収録 五十嵐響子 藤原肇 姫川友紀 ― ― ― 34-4 CM収録 長富蓮実 佐々木千枝 真鍋いつき 黄 緑 紫 34-5 ドラマ収録 関裕美 木場真奈美 姫川友紀 ― ― ― コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hsddmatome/pages/224.html
くさかれや 種族:転生悪魔(人間) ランク:「僧侶」 駒王学園高等部2年生→3年生。 お下げの女子生徒。 木場に好意を抱いており、木場を「木場きゅん」と呼んでいる。 しかし、レーティングゲームで椿姫が本気で木場に恋するようになったため、現在は椿姫を応援している。 イッセーにもそこそこ好感を持っているが、手を出せば彼の周囲にいる女性陣が本気で怒りそうだと考えているため関係は友人止まりである。 魔法使いだった祖母から魔法を伝授されており、その縁でシトリー眷属となった。 現在はアザゼルから人工神器「怪人達の仮面舞踏会」を供与されている。 人工神器と魔法を組み合わせた諜報を得意としており、広範囲の索敵が可能だが、能力がサポート特化型なので攻撃はやや苦手。 22巻で3年生に進級し、3年C組のクラスになる。 2年の夏休みのグレモリー眷属とのゲームでは桃と共に結界の守備についており、朱乃の雷を「反転」しようとしたが光力を上乗せしていたことを見抜けずダメージを受けリタイアする。
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/9197.html
・チェルシー:フワライド 剣技(いあいぎり)、紫色+よく迷子になる(図鑑解説から)。 ・カリーナ:ムウマージ ・アニエス:ゴチミル 人形を操るので。 ・泉戸ましろ:キュウコン ・河合アメリ:クロバット ・如月美冬:コジョンド -- (名無しさん) 2013-03-24 18 23 19 草案 登場人物 トゲチック:浅井花音 声優繋がり -- (ユリス) 2019-09-01 19 18 30